依頼先の選び方

施工業者から選ぶのではなく、遮熱工事の方法からまず検討する

遮熱工事の方法は、施工業者によって大きく異なります。どんな方法で遮熱を実現するのか。工法の理解（どんな方法で遮熱するのか、どの程度の効果は得られるのか）、自社の目的、条件（自社の屋根形状に対応できるか、予算、工期など）などを知ったうえで、自社に合った工法を検討し、その工法を行える会社から選んでいくことをお勧めします。

遮熱工法についてチェックしたいポイント

• 傾斜や形状など、自社の屋根の形や素材に対応できるか
• 工場や店舗を稼働させたまま施工できるか
• 実際の遮熱効果や省エネ効果はどうなのか（事例やお客様の声を確認）
• 結露や音鳴り、近隣への影響（光の反射、航空妨害）などはないか
• 耐久性はどのくらいか
• 遮熱材や工法、工事の実績はあるか
• 太陽光発電を設置している／設置予定の場合、共存できるか
　

依頼先の会社／施工業者について確認したいポイント

工場や店舗などの遮熱工事の依頼先を選ぶ際には、以下のポイントに注意する必要があります。

経験と実績

遮熱工事は、専門的な知識と技術が必要となるため、経験と実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
具体的には、以下の点をチェックしましょう。

• 過去にどのような遮熱工事を施工してきたのか
• どのくらいの規模の工事を経験しているのか
• 実際に施工した建物の写真やお客様の声はどうか

専門性・資格

遮熱工事には、特定の資格が必要となる場合があります。

• 施工する業者が必要な資格や免許を持っているかどうか
• 施工スタッフが適切な知識と技術を持っているかどうか

例えば、工事の際にアスベスト除去を行う場合は、産業廃棄物処理責任者などの資格が必要となります。

保証やアフターフォロー

遮熱工事は、長期間にわたって効果を維持する必要があります。そのため、施工後に不具合が発生した場合に備えて、保証制度がある業者を選ぶことが重要です。
具体的には、以下の点をチェックしましょう。

• 保証期間はどのくらいか
• 保証内容には何が含まれているのか
• 何かあった場合は、どのように対応してくれるのか

見積もり

複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。 見積もりには、以下の項目が含まれていることを確認しましょう。

• 工事内容
• 使用する材料
• 施工費
• 諸経費
• 保証内容
• 支払い方法

対応力・提案力

担当者の対応も重要なポイントです。問合せの時点で確認してみましょう。

• 問合せや質問に丁寧に答えてくれるか
• 不安な点を解消してくれるか
• 単に受託して施工するだけでなく、建物の状況や目的に合った適切な遮熱工事を提案してくれか

上記以外にも、会社の規模や経営状況、実際に施工するのはどこなのかなども確認して、信頼できる業者を選びましょう。