
遮熱工事で見極めるべきは
「工法」です
遮熱工事で重要なのは、どういった方法で「暑さ」を解決してくれるのかです。
失敗しない遮熱工事のために、依頼する側も「建物内が暑くなるしくみ」と「熱移動の原則」について知っておかなければなりません。
遮熱工事で重要なのは、どういった方法で「暑さ」を解決してくれるのかです。
失敗しない遮熱工事のために、依頼する側も「建物内が暑くなるしくみ」と「熱移動の原則」について知っておかなければなりません。
太陽の熱は、放射状に放出される輻射熱(ふくしゃねつ)です。
輻射熱が屋根に当たることで熱を発生。屋根に当たった輻射熱の一部は反射しますが、ほとんどは屋根に吸収されます。
吸収された熱は屋内(屋根裏)に放射され、建物内に放出されます。天井付近に残った高温の滞留熱は、屋根をさらに熱くします。
熱は温度の高い方から低い方へ移動する性質があるため、高温の熱は建物内に放出され、対流によって天井へ…という移動を繰り返します。だから夏は、建物の中がどんどん暑くなるのです。
建物を移動する熱の75%は輻射熱と言われています。
この輻射熱を屋根や外壁で反射させてカットできれば、暑さを軽減するための第一歩になるのです。
「輻射熱」を屋根や壁で反射させてカットするためには、遮熱材の「反射率の高さ」に注目すればよいのでしょうか?
反射率が高いほど建物内の温度を下げるとは限りませんし、遮熱シートでは輻射熱を100%反射できません。遮熱工事において遮熱材を活用しながら最大限の熱効率を引き出すためには「遮熱工法」が鍵を握っています。
反射されずに
建物内に吸収される熱
天井付近の高温の滞留熱をどう解決するかが
各社の施工法を見ていくうえでのポイントになります。
評価項目 | 遮熱鋼板ラップ工法 | ECO遮熱工法® | スカイ工法 |
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遮熱効果 | ◎ | ◎ | ◎ |
耐久性 | ◎ (30年以上) | ◎ (半永久的) | ○ (約10年) |
初期費用 | ✕ | △ | ○ |
メンテナンス | ◎ (不要) | ◎ (不要) | ◎ (容易) |
施工の容易さ | ✕ | ○ | ○ |
適用箇所 | 屋根、外壁 | 屋根 | 折板屋根 |
結露防止 | ◎ | ○ | ○ |
環境負荷低減 | ◎ | ◎ | ○ |
施工期間 | △ (数日~数週間) | △ (数日~数ヶ月) | ◎ (半日~数日) |
保証期間 | ◎ (最長30年) | ○ (最長5年) | ○ (約5年) |
防火性 | ◎ | ○ | ○ |
遮音性 | ○ | ○ | △ |
デザイン | ○ | ○ | △ |
重量 | △ | △ | ◎ |
既存屋根への影響 | △ (カバー工法、重量増) | △ (カバー工法) | ○ (直接貼付) |
DIYの可能性 | ✕ | ✕ | △ (小規模なら可) |
寒さ対策 | ○ | ○ | ○ |
※このサイトで紹介している会社は、Googleで2024年3月30日時点で「遮熱工事」で検索し表示される会社のうち以下の条件に当てはまる会社
➊遮熱工事の具体的な内容(遮熱材や工法の情報)が公式サイトに記載のある会社
➋施工場所の業務や工場の稼働などに影響のない工法(建物内ではなく「屋根の上」で行う工法)
➌同じ遮熱材・工法の場合、代理店は除外、自社が大元となって展開する商標登録元・特許技術取得元・販売元の会社12社です。
※その中で、特許技術取得、商標登録等されているオリジナルの工法(自社開発の工法)で、代理店の数や施工事例等から実績が多いと判断される会社を紹介。上記の会社の中ではこの3工法(3社)となります。
日本遮熱の遮熱工法は形状記憶合金でできたスライド式の開閉装置「24時間壁温コントロールユニット」を搭載。気温の変化に応じて段階的に開閉し、摂氏28度で全開となり、18度で完全に閉じる。気温が高いときには通気口を開いて高温の空気を外に逃がす。気温が下がると通気口を閉じて断熱効果を高め、内部を保温。建物内に吸収される熱/天井付近の高温の滞留熱を軽減します。だから、通年、省エネ環境を維持できるのです。
日本遮熱が足利大学とともに開発した「遮熱鋼板ラップ工法」は、室温上昇に最も大きな熱影響を与える輻射熱を、遮熱材の低放射性能を利用して最小量に抑えることで大きな省エネ効果をもたらします。
足利大学が行った試算では、屋根のみの施工でも、最大60%(※)の省エネ効果があることがわかっています。(※宇都宮市において折板屋根構造で屋根だけ施工した場合に夏場最大60%の省エネが可能)。足利市に「遮熱鋼板ラップ工法」を施工した「遮熱健康住宅体感試験棟」があり、効果を体験することが可能です。
※参照元:日本遮熱公式サイト(http://topheat.jp/posts/post130.html)
遮熱材には、98%という反射率と高い遮熱性、30年以上の対流摩耗に耐える耐久性を備えた遮熱材「トップヒートバリアー」を採用。酸やアルカリにも強い素材で劣化を防ぎます。「遮熱鋼板ラップ工法」では、耐久性30年以上のガルバリウム鋼板を使用するため、メンテナンスなしで長い効果を実感できます。日本遮熱では自社で開発と試験を繰り返し、多様な場所において的確な施工を行えるように40パターン以上の施工マニュアルが作成されています。
工場の一部に金属カバー工法を施工していたが、暑くて仕方ないとのこと。その他の部分に遮熱鋼板ラップ工法を施工させていただきました。施工前後の温度計測でもわかる通り、暑さの感じ方が全く違う!と高評価、別の工場も是非施工したいとお話を頂いています。
夏場は暑いのでスレート屋根の上に散水をされていたとのこと。屋根は鉄粉等の影響か赤みを帯びていて劣化していました。暑さが解消されないということで遮熱鋼板ラップ工法での施工となりました。工期は約2週間。結果、外観も室内環境も一変、夏の暑さは完璧に解消できたということです。今年は別棟を施工予定です。
トップヒートバリアーは電食防止処理をしているために耐久性が高く、施工後のメンテナンスが不要なのが特徴です。また遮熱鋼板ラップ工法では、耐久性の高いガルバリウム鋼板を使用するため、施工後のメンテナンスが不要です。
2008年の設立以来、「遮熱」に特化した会社です。工場や店舗などの法人向け遮熱工事をはじめ、一般住宅や農業用など、遮熱ひと筋に研究を重ねて高性能な遮熱材や遮熱工法を開発、製造販売しています。研究開発においては足利大学とも連携、第36回中小企業優秀新技術・新製品賞における3受賞(※1)のほか多くの特許取得(※2)・受賞歴(※3)を誇ります。工場などの作業環境の改善のほか、「シャネボウ」をはじめとした熱中症対策グッズも開発・販売など、常に新しい技術の研究開発を続けています。
※1 参照元:日刊工業産業新聞公式サイト(2024.04.17付ニュース)(https://biz.nikkan.co.jp/sanken/shingizyutu/36shingizyutu.html)
※2.※3 参照元:日本遮熱公式サイト(http://topheat.jp/tokkyoitiran.html)
本社所在地 | 栃木県足利市五十部町185-2 |
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対応エリア | 全国 |
事業展開 | 工場、店舗、住宅等遮熱工事・遮熱材建材の製造販売 |
特許ほか | ゼロエネルギー省エネ構造(特許:第7408204号) 2024年4月・第36回中小企業優秀新技術・新製品賞コンテスト優秀賞、環境貢献特別賞、産学官連携特別賞受賞(※) ※参照元 |
問合せ | http://topheat.jp/about/inquiry.html |
伊藤鈑金工作所は、もともと屋根や壁の補修、雨漏りの検査・修理など、外装を専門とする会社です。大規模な屋根・外壁工事の専門性が高く、相談から施工まで代理店を挟まずにワンストップで施工しています。少数精鋭部隊で対応しているため、工事は予約制をとっており、閑散期には割引率がアップするサービスがあります。
行っているECO遮熱工法®は、佐武の超薄型高遮熱材「リフレクティックス」を使用しています。この材料はアメリカの宇宙工学から生まれた遮熱材で、直射日光を受ける屋根からの熱を99%反射します。その結果、工場内の環境を大幅に改善し、暑さをカットします。
ECO遮熱工法®のもとになっているのは、カバー工法・ゼロディールーフ。特殊な金具を使用して古い屋根に対して新たな下地をつくり、既存屋根の上に新たな屋根材を載せる(カバールーフ)方法です。雨漏り修理も同時に行うことが可能、上に葺く屋根材は好みや予算、地域特性や業種に合わせて自由に選べます。
加工機械からももちろん熱は出ていますので、暑さ対策が必要な工場でした。屋根はスレートが割れている箇所がありました。屋根は全面に遮熱材リフレクティックスを施工し、その上にガルバリウム鋼板のカバーで仕上げました。壁にも遮熱工事を行った結果、外気温以上に工場内の温度が上がることが無くなり、例年の夏に比べて、涼しく感じたとのこと。作業が楽になったそうです。
参照元:伊藤鈑金工作所公式サイト(https://www.itobankin.co.jp/archives/12302)
2階建ての事務所兼資材倉庫の雨漏り修繕の際に「2階の会議室が夏暑くて」と聞いて雨漏りも暑さ対策もできるECO遮熱工法®をご提案。既存の鉄板屋根の上に遮熱材を貼り、そのうえに新しい鉄板屋根でカバーしました。施工後の天井裏の温度差は13.6℃でした。
参照元:伊藤鈑金工作所公式サイト(https://www.itobankin.co.jp/archives/12052)
工事後の定期的なアフター訪問を実施しています。アフター訪問では屋根など施工部分のチェック、遮熱工事後の暑さ・寒さなどのヒアリングを行い、今後のサービスに活かしています。
昭和2年(1927)の創業以来、伝統の技術をもとに新しい技術を取り入れながら建物のメンテナンスを請け負う伊藤鈑金工作所。工場・倉庫の暑さ寒さ対策工事「ECO遮熱工法®」をはじめ、屋根や壁の補修、雨漏りの検査・修理などに対応しています。
本社所在地 | 三重県四日市市川原町33-1 |
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対応エリア | 三重県と近隣エリア(愛知・岐阜・滋賀など) |
事業展開 | 建築板金業 |
特許ほか | ECO遮熱工法®:商標登録(番号5476272~5476273) |
問合せ | https://www.itobankin.co.jp/contact |
「スカイ工法」は折板屋根に特化した遮熱工法。工場や倉庫に使われる折板屋根の遮熱工事では、作業者の技量や気候によって施工が不均一になりやすく、遮熱効果にもばらつきが出てしまいます。スカイ工法は、折板屋根において均一な遮熱効果が期待できます。
またスカイ工法は、折板屋根に遮熱シートを直貼りするだけの工法なので、スピーディな遮熱工事を実現します。
純度99%以上のアルミ箔を使用した遮熱シート「サーモバリア」企画・販売を行っています。サーモバリアは、使用目的、設置箇所、施工箇所に応じてラインナップも豊富。遮熱に断熱をプラスした高性能タイプ、使用場所を選ばない極薄タイプ、透湿性をプラスした極薄タイプ、機械の高熱をカットする耐熱タイプなどがあります。反射率は約97%。
金属製の屋根材を使用した折板屋根は、経年劣化によるサビで雨漏りが発生しやすいことがデメリット。スカイ工法ではこのような雨漏れを防ぐ効果もあるため、一度の施工で熱対策と雨漏り対策が同時に行えます。
夏の暑さ対策に採用していただきました。夏場は屋根にスプリンクラーにて散水方式をとって屋根温度の上昇を抑えていたそうですが、今回サーモバリアスカイ工法を導入。工事のおかげで今後の夏は快適に過ごせそうとのこと。過ごしやすさは以前に別棟で実証済だそうです。
参照元:ライフテック公式サイト(https://www.e-lifetech.com/works/6137/)
近くのスーパーマーケットの屋根を見て気になっていたところ、その商品がサーモバリアと知って、デモンストレーションを見て導入を決めました。ムッとした暑苦しさがなくなり、過ごしやすくなりました。
参照元:ライフテック公式サイト(https://www.e-lifetech.com/works/6149/)
無料でカットサンプルを請求できます。「スカイ工法」は責任施工制度で保証があります。ほかアフターフォローについては要問合せ。
ライフテックは、アルミ純度99%の遮熱材・遮熱シート「サーモバリア」を製造販売する企業です。この遮熱材を用いたスカイ工法で、倉庫や工場の作業環境の改善に貢献しています。
本社所在地 | 岐阜県各務原市鵜沼⽻場町8-132-1 |
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対応エリア | 全国 |
事業展開 | 遮熱シート「サーモバリア」の企画、販売、自然健康塗料「リボス」の販売 |
特許ほか | スカイ工法:商標登録(番号:6279534) 屋根外装構造及び屋根外装の施工方法:特許第6598337号 |
Googleで2024年3月30日時点で「遮熱工事」で検索し表示される会社のうち以下の条件に当てはまる会社を紹介しています。
❶遮熱工事の具体的な内容(遮熱材や工法の情報)が公式サイトに記載のある会社
❷同じ遮熱材・工法の場合、代理店は除外、自社が大元となって展開する商標登録元・販売元の会社12社
ワイヤー工法、スライド工法、スレート工法、ウォームバリアカバールーフ工法
IS遮熱シート
石蔵商店の建材事業部が行う遮熱工事では、金属カバー工法と「IS遮熱シート」が用いられます。IS遮熱シートは遮熱効果が高いことはもちろん、薄くて破れにくいことも特徴の一つ。また特殊コーティングが施されており、半永久的に効果が持続します。
所在地 | 福岡県福岡市東区多の津1-2-4 |
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問合せ | 092-622-3033 |
公式HP | https://www.ishikura-k.co.jp/ |
ECO遮熱工法®
リフレクティイックス
昭和2年(1927)の創業以来、伝統の技術をもとに新しい技術を取り入れながら建物のメンテナンスを請け負う伊藤鈑金工作所。工場・倉庫の暑さ寒さ対策工事「ECO遮熱工法®」をはじめ、屋根や壁の補修、雨漏りの検査・修理などに対応しています。
所在地 | 三重県四日市市川原町33-1 |
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問合せ | https://www.itobankin.co.jp/contact |
公式HP | https://www.itobankin.co.jp/ |
遮熱ルーフガルパワー
リフレクティックス
オガサ製工は、地元高知をはじめ四国4県を業務エリアとする「地域に役立つ金属屋根専門業者」。さまざまな災害から人を守る屋根づくりを目指し、13,000件(※)を超える屋根を施工してきました。(※2024年5月調査時点)
所在地 | 高知県高知市長浜3110-1 長浜産業団地内 |
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問合せ | 088-842-0791 |
公式HP | https://www.ogasaseikou.jp/ |
屋根カバー工法、スカイ工法、フィット工法
スカイシート、ルーフシェード、サーモバリア、サーモバリアフィット
岡山県岡山市に本社を構える植田板金店は、職人のいる外装工事会社です。主に建築板金工事、屋根工事、外壁工事、雨樋工事、エクステリアなどの新築・リフォームの施工を手がけており、創業以来累計8万棟以上(※)の実績があります。(※2024年5月調査時点)
所在地 | 岡山県岡山市中区藤崎673 |
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問合せ | 0120-01-8283 |
公式HP | https://uedabk.co.jp/ |
要問合せ
アストロフォイル
輝匠は、新潟県燕市を拠点に屋根・外壁・雨どいなどの建築板金工事を手がける企業。20年先の「快適」を提供すべく、豊富な施工実績でお客様のニーズに寄り添い続けます。また、労働力として欠かせない外国人実習生向けの共同宿舎も運営しています。
所在地 | 新潟県燕市蔵関198-5 |
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問合せ | 0256-47-1525 |
公式HP | https://kisho240.co.jp/ |
遮熱カバー工法
リフレクティックス
福島県本宮市に本社を置く佐武は、遮熱材「リフレティックス」を取り扱う企業です。リフレクティックス関連以外にも、化学薬品(防炎剤、環境保護剤、殺菌剤など)や特殊繊維の製造・開発・販売も手がけています。
所在地 | 福島県本宮市本宮字白川63-1 |
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問合せ | 0243-34-5677 |
公式HP | https://www.fsatake.co.jp/ |
(遮熱シートを屋根に直貼り)
ONE HEAT BLOCKING
藤政工業は、横浜を拠点に約40年間事業を展開している企業。主に鉄骨工事業、太陽光パネル設置を軸としたエネルギー開発事業、遮熱事業、仮設事業の4つの分野で事業を展開し、正確で丁寧な工事でお客様満足度100%を目指しています。
所在地 | 神奈川県横浜市戸塚区品濃町549-2 |
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問合せ | 045-383-9139 |
公式HP | https://tou-sei.co.jp/ |
キープサーモウォール工法
キープサーモウォール
常盤工業は、独自の研究開発に基づくテクノロジーで社会の進化を支える企業です。一般土木、建築、スポーツ施設、特殊工事など多彩な分野に活動を広げ、新しい技術で新しい環境を創造することを目指しています。
所在地 | 東京都千代田区九段北4-2-38 |
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問合せ | https://www.tokiwakogyo.co.jp/contact/ |
公式HP | https://www.tokiwakogyo.co.jp/ |
遮熱鋼板ラップ工法
トップヒートバリアー
2008年の設立以来「遮熱」に特化した会社です。省エネ効果の高い遮熱材「トップヒートバリアー」を用いた「遮熱鋼板ラップ工法」による工場や店舗などの法人向け遮熱工事をはじめ、一般住宅や農業用など、高性能な遮熱材や遮熱工法を開発、製造販売しています。
所在地 | 栃木県足利市五十部町185-2 |
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問合せ | 0284-22-8740 |
公式HP | http://topheat.jp/ |
ProXワイヤー工法
ProX遮熱シート
プロックスマテリアルでは、純度99%以上のアルミを使用した優れた遮熱材「ProX遮熱シート」を用いた遮熱工事を行っています。ProX遮熱シートは不燃性と耐久性があるほか、リサイクルや再利用も可能な環境にやさしい遮熱材です。
所在地 | 福岡県福岡市西区小戸3-26-11 |
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問合せ | https://www.syanetu.biz/contents/category/contact/ |
公式HP | https://www.syanetu.biz |
ルーフシェード
ルーフスクリーン
丸源竹内組は静岡県浜松市に拠点を置き、建設工事や土木工事、環境ソリューション事業などを手がける企業。ヒアリングから保守メンテナンスまでを自社で一貫して行う「ワンストップ・サービス」を提供し、高品質な施工を実現しています。
所在地 | 静岡県浜松市中央区東伊場2-11-21 |
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問合せ | https://www.marugen-tg.co.jp/contact/ |
公式HP | https://www.marugen-tg.co.jp/index.php |
スカイ工法、カバー遮熱工法、フィット工法など
サーモバリア
株式会社ライフテックは、アルミ純度99%の遮熱材・遮熱シート「サーモバリア」を製造販売する企業です。この遮熱材を用いたスカイ工法で、倉庫や工場の作業環境の改善に貢献しています。
所在地 | 岐阜県各務原市鵜沼羽場町8-132-1 |
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問合せ | https://www.e-lifetech.com/contact/ |
公式HP | https://www.e-lifetech.com/ |
トップヒートバリアーは、高純度アルミニウム素材を使用した遮熱シートです。屋根や壁への施工のほか、熱源となる設備を覆うことで、工場や倉庫内の温度上昇を抑え、夏場の作業環境を快適にします。空調が効きやすくなることで電力消費量・CO2削減にもつながります。
リフレクティックスは、アメリカ・Reflectix社が持つ「反射技術」によって開発された遮熱シートです。宇宙産業に使われる反射絶縁材料を応用しており、アルミとバブルポリエチレン、ポリエチレンによる7層構造のシートです。
サーモバリアは、断熱材だけでは防ぐことができない太陽光の輻射熱を97%カットする性能を持ちます。特許技術である「スカイ工法」と組み合わせて施工することで、施工品質を均一に保ち、全国どこでもサーモバリアの高い遮熱効果を実現できます。
IS遮熱シートは、薄さ0.2mmの両面アルミ素材による遮熱シートです。腐食防止コーティングにより劣化が起きにくく、一度の施工で半永久的に遮熱効果が持続します。開発元企業では、自社工場の天井にIS遮熱シートを施工。サーモグラフによる温度差の実測データを公開しています。
アストロフォイルは、航空宇宙研究の遮熱理論に基づいて考案された構造遮熱材です。純度99%のアルミ箔を施したポリエチレン樹脂製エアキャップが熱伝導を抑えます。国土交通省の不燃材認定を受けた素材ですので、建築基準法によって制限がある建物の内部にも施工できます。
シャネリアは、高純度アルミニウムやポリエチレンなどで成形した遮熱シートです。屋根や壁面に施工することで外部の輻射熱を97%カットし、室内への熱侵入率を3%に抑えます。シャネリアによって室内の温度上昇が抑えられ、消費電力を最大45%削減したという省エネ効果も報告されています。
ONE HEAT BLOCKINGは、輻射熱反射率90% ~98%の遮熱シートです。遮熱による省エネ効果はもちろん、10年以上の高耐久性、しかも重ね貼りによる施工が可能なのでメンテナンスコストも抑えられ、投資回収率の高さでもメリットがあります。
ルーフシェードは、大型折板屋根向けのスクリーンシート型遮熱材です。メッシュタイプの細幅シートを折板屋根に交互に施工することで、屋根形状を活かして風通しを確保し、熱だまりを防ぎます。シンプルな構造なので、屋根を傷つけることなく施工可能です。
Prox遮熱シートは、高純度アルミニウムを両面に施した厚さ約0.23mmの遮熱シートです。施工には独自の特許工法が用いられ、かんたんに元の状態に戻すことができます。そのため、賃貸物件への遮熱工事および現状復旧も容易なのが特徴です。
タフコートは、主に屋根に施工する遮熱塗料です。従来の遮熱塗料のような反射原理ではなく、顔料に含まれる機能性骨材が熱変換することによって、太陽の熱エネルギーを打ち消します。5~25℃の環境下で機能するため、冬場は遮熱せず太陽の温かさを取り込める点も特徴です。
鍵を握るのは「熱の反射」×「自動通気」
最大60%という大幅な省エネ効果とコスト削減が期待できる遮熱工法とは?日本遮熱が足利大学と共同研究し開発した新しい遮熱工法「遮熱鋼板ラップ工法」について、ゼロエネルギーで過酷な暑さ・寒さをなぜ抑えられるのか、詳しく解説しています。
遮熱鋼板ラップ工法は、既存の建物の外側に鋼板と遮熱シート(トップヒートバリアー)を施工し、空気層を設けることで室内温度を保つ遮熱工法です。外装全体に用いる鋼板施工と、スレート屋根に対応した波型 スレート施工があり、いずれも遮熱と対流の組み合わせによって輻射熱の侵入を大きくカットします。
ECO遮熱工法®は、カバー工法を基本とした無塵工法「ZedoD-Roof」とアメリカ発の遮熱材(リフレティックス)を組み合わせた施工方法です。既存のスレート屋根にあるフックボトルに専用サドルをつりつけることで、屋根に穴を開けることなく施工できるためアスベスト対策が不要、短工期が実現します。
スカイ工法は、折板屋根に対して遮熱シート(サーモバリア)を屋外用両面テープで貼り付ける施工方法です。作業者の技量によらず均一な作業品質が担保できるため、遮熱塗装よりも安定した遮熱効果が期待できます。シートの継ぎ目も両面テープでぴったり接着するので、折板屋根にありがちな雨漏り対策としても有効です。
金属カバー工法は、一般的には既存の屋根の上にガルバリウムなど金属製の新しい屋根を載せて日陰効果を狙う方法です。劣化した屋根の修理でも行われる方法ですが、遮熱工事においての金属カバー工法は、新しい金属屋根と既存の屋根の間に遮熱材や断熱材を挟み込む方法が多くなっています。
遮熱工事は、電気代の削減をはじめ、作業環境の改善、商品品質の維持、CO2排出量の削減、建物の劣化抑制など、さまざまなメリットをもたらします。作業環境が整うことで従業員の集中力や作業効率の向上、熱中症リスクの軽減など、健康的な職場環境を実現できます。
夏場に建物の中が暑くなるのには、主に輻射(放射)、伝導、対流といった「3つの熱の伝わり方」のメカニズムが関係しています。自社の遮熱工事を検討する際には、この熱のメカニズムについて覚えておくことで、各社の遮熱工法を理解しやすくなります。
工場や店舗などに行う遮熱工事として、屋根、壁、窓などに施工するケースがあり、組み合わせた工事もあります。また、使われる材料によって、遮熱材(遮熱シートなど)の貼りつけや遮熱塗料を使用した方法、遮熱材と熱のメカニズムを考慮した工法によって施工する方法などがあります。
断熱は主に空気の層を多く含む繊維系の断熱材を使用して、熱の伝わり方・逃げ方を遅くする保温の働きがあります。一方、遮熱は熱を遮るのが目的で、アルミなどの反射する素材の遮熱材を使用して、外からの熱を反射させて侵入させない働きをします。
遮熱シートとは、屋根など建物に張り付け、太陽光線を反射することで建物内に侵入する熱を抑える効果があるアルミなどの薄くて軽い素材でできたシートです。 遮熱塗料とは、屋根や外壁に塗布することで、表面の温度上昇を抑制する塗料です。それぞれにメリット・デメリットはありますが、工場などの遮熱工事に使用され、高い効果を求める場合は遮熱シートが使用されます。
遮熱材(遮熱シート)は、屋根の外側に貼る方法と屋根の内側(建物内側)に貼る方法があり、各社異なります。いずれにしても、すべての輻射熱を遮熱シートだけでカットできるわけではないため、屋根の下(建物内)に侵入した熱をどうするかが重要なポイントとなります。
遮熱工事の費用は、施工面積や遮熱材の種類、施工方法、施工業者などによって構成され、条件や会社によって異なります。 また補助金には、経済産業省、中小企業庁、環境省、厚生労働省などの国の補助金や地方自治体の補助金があります。賢く活用して快適な職場環境を実現しましょう。
自社の建物、工場、店舗、倉庫などに遮熱工事を行う際、どの会社(業者)に依頼すべきなのか、検討のしかたやチェックすべきポイントをまとめています。施工業者から選ぶのではなく、遮熱工事の方法から選ぶことが大切です。なぜなのか?失敗しない遮熱工事のために参考にしてください。
スレート屋根は、セメントを主材料として加工された材料を用いた屋根のことです。工場や倉庫のスレート屋根は「波形スレート」が代表的です。軽くて建物への負荷が少なく、耐震性に優れていますが、一部でアスベストを含んでいるものも。既存のスレート屋根の上に新規でガルバリウム鋼板などの金属屋根をかぶせる工法が一般的です。
折板屋根は、ガルバリウム鋼板、亜鉛メッキ鋼板などの金属材料を用いた屋根のことです。おもに工場や倉庫、店舗など、大型の建物に使われており、金属板を折り曲げて波型に加工している点が特徴です。軽量で建物への負荷が少なく、防火性、耐水性、耐久性にも優れています。遮熱シートを直貼りする方法や、金属屋根でカバーする方法、遮熱シートを内側に貼ったガルバリウム屋根をかぶせる方法などがあります。
屋内(天井)の遮熱工事は、室内の壁、床、天井に遮熱シートを直貼りする方法がとられます。また、走行クレーンなどを使わない天井がそこまで高くない工場や倉庫では、比較的低い位置にワイヤーや鉄骨を縦横に張って天井を作り、その上に遮熱材を載せて遮熱天井を施工する工法なども用いられます。
窓の遮熱工事は、事務所や工場の温度上昇を防ぐために効果的です。いくつか工法はありますが、短期間で完了させるならシートを貼り付ける方法があります。
その他塗装でも遮熱できるため、自社に合った工法は何か、実際の事例を見て検討するのがおすすめです。
金属サイディングや屋根は、耐久性と断熱性に優れた外装材です。金属サイディングはアルミやガルバリウム鋼板などの金属を使用し、建物の外壁に取り付けられます。金属屋根も同様の素材で作られ、特にガルバリウム鋼板が人気です。
さらに遮熱工事をすることで、室内温度の安定とエネルギー効率の向上にもつなげられるでしょう。
炉の周辺は熱くなりやすいため、暑さ対策を行う必要があります。
炉の遮熱施工の事例では、炉に遮熱シートを貼り付けたり、炉の正面にカーテン式の遮熱シートを設置する例がありました。遮熱施工を行うことで、暑さ対策のほか、空調の消費電力削減といったメリットも得られます。
プレハブは、熱伝導率の高い金属でできています。断熱材も使われていないことから、遮熱施工がおすすめ。遮熱シートによる施工やガルバリウム鋼板の重ね葺きなどによって、室内の暑さ対策が行えます。
作業員の健康管理や農作物保護の観点から、農業シーンにおいても、遮熱施工はとても重要です。サーモバリアによる農業用ハウスで生産力をアップさせたり、遮熱材を用いたビニールハウスで遮熱および積雪対策としている事例がみられます。
輻射熱をおさえるための遮熱工事をすることで、住宅における暑さ対策が可能になります。住まいの天井や壁に遮熱シートを設置することで日差しによる影響を軽減し、冷房の効きの向上にも繋がります。
構造上、どうしても内部の温度や湿度が上昇しやすい倉庫。従業員の作業環境の改善だけでなく、品質管理においても、遮熱工事が欠かせないケースも多いでしょう。遮熱シートや遮熱カバーを用いて工事を行い、冷房の効きを良くするなどの対策が可能です。
夏の強い日差しを直接受けることで、車内の温度はかなり上昇します。当然、エアコンの効きも悪くなってしまいます。この状況を改善するために、屋根に遮熱シートを入れたり遮熱塗料を塗ったりして、暑さを和らげるための対策は大切です。
体育館の遮熱工事では、遮熱シートや遮熱塗料などを用いた施工が行われています。高校や小学校といった施設に設置された体育館の施工事例がありますが、施工方法や内容は業者によってさまざま。信頼できる業者に相談しましょう。
ひとくちにコンテナといっても、海上コンテナや冷凍コンテナなど、種類や用途はさまざま。コンテナの遮熱工事では、遮熱塗料などを用いた施工事例があります。熱源の多くがコンテナの屋根部分にあり、遮熱工事によって内部の暑さを軽減しています。
新しい遮熱技術や工法、遮熱素材、製品ニュースなど
遮熱に関わる情報や話題を随時紹介していきます。
最初に紹介するのは、2024年4月「第36回 中小企業優秀新技術・新製品賞」を受賞(※)した遮熱工法の話題です。
※参照元
日刊工業産業新聞公式サイト(2024.04.17付ニュース)(https://biz.nikkan.co.jp/sanken/shingizyutu/36shingizyutu.html)
工場では、夏場や高温作業エリアにおいて熱中症のリスクが顕著に高まります。原因には、機械からの放熱や密閉空間による熱滞留、さらには従業員の水分不足や休憩不足が挙げられます。適切な環境整備や従業員教育を通じ、体温調節機能を維持することが不可欠です。これにより、作業効率の低下や労災の発生を未然に防ぐことができます。
工場内の寒さは、外気温の影響や断熱性能の低さ、広い空間の暖房効率の悪さが主な要因です。シャッターや出入口からの冷気侵入や天井の高さによる暖気の滞留が、室温低下を引き起こします。これらの環境下では作業効率の低下や従業員の健康リスク、さらには事故やミスの増加が懸念されます。対策としては、ストーブやヒーターの設置、防寒性能の高い作業着の支給、断熱マットやビニールカーテンなどの設備改善が有効です。
冬季のガレージ寒さは、断熱性能の低さ、シャッターや窓の隙間風、冷えたコンクリート床が原因です。この問題に対応するには、オイルヒーターの使用で暖房効果を高めるほか、壁や天井への断熱材施工、遮熱シートの導入が推奨されます。また、アコーディオンカーテンを設置することで効率的な温度管理が可能となり、ガレージを快適な空間へと改善できます。
工場内の温湿度の調整と測定は、労働安全衛生規則によって義務化されています。労働者の健康や安全を守るためにも、工場を適当な温湿度に調節する管理体制を確立しましょう。温湿度の管理が十分でないと、工場の機器や製品の品質にも影響を及ぼします。安定した温湿度管理の正しい知識を備えて、しっかりと対策を講じましょう。
畜舎の屋根は、日射による輻射熱の影響を受けやすい素材でできている上、屋根の構造も熱を帯びやすくなっています。家畜や作業者の健康を守り、品質や生産量を安定させるためにも畜舎内を適温に保つ遮熱対策は重要です。畜産農家ができる遮熱対策にはどのようなものがあるか、遮熱対策の具体案と対策時の注意点を解説しています。
工場の電気代の削減方法を考えるには、まず電気料金の仕組みを知り、どこに・どのくらい電気を使っているかを把握することが大切です。節電すべきところを見出すためにも、電気使用量の「見える化」を行いましょう。他にも、遮熱シートの設置や太陽光発電の導入、電力会社の見直しなど、電気代を削減できる方法は複数あります。
雨漏りは、工場内の設備に深刻なダメージを与えるだけでなく、商品を販売できない状態にしたり、さらには漏電を原因とする火災発生のリスクを高めたりするなど、さまざまな問題の原因となります。状態に応じて、防水テープなどによる屋根の修繕や屋根の変更、塗装の実施、あるいは遮熱シートの導入などを検討する必要があります。
結露によるトラブル発生を防ぐために、できるだけ早めに対策をしておくことが大切です。工場内の空気がスムーズに循環するよう小まめな換気を心がけるなど、日々の行動も大切ですが、大きな効果を求めるのであれば、除湿器やシーリングファンのような設備の導入や結露防止シート、あるいは遮熱シートなどの利用がおすすめです。
コンクリートは木材よりも熱伝導率が高く、外気が冷えるとそのままコンクリートまで冷えやすくなるといった性質があります。そのためコンクリート構造のマンションは冬場などに温度が低下しやすく、マンションで暮らしている人に寒いと感じさせる原因になり得ます。マンションが寒い理由や対策について詳細をチェックしましょう。
体温の調節機能が未発達な赤ちゃんにとって、大人が平気な室温でも寒さストレスを感じてしまうケースは少なくありません。また室温の低下は赤ちゃんの健康を損なうリスクになる上、赤ちゃんを世話する親や家族にとってもストレスを悪化させる要因になります。赤ちゃんにとって適正とされる環境を叶えるポイントを解説しました。
温度による影響を受けやすい農作物にとって、ビニールハウス内部の温度が過度に上昇することは健全な生育を阻害する大きな問題です。そのためビニールハウスの遮熱対策として、遮熱シートを使ってハウス内の温度変化を管理するといった手段が必要です。ここではビニールハウスで遮熱シートを使用する際のメリットや注意点をまとめました。
災害後の迅速な復旧作業は事業継続の鍵ですが、高温環境下では作業員の熱中症リスクが高まり、効率も低下します。遮熱シートを施工しておくことで、停電時でも工場内の温度上昇がある程度抑えられ、より安全で効率的な復旧作業環境の確保につながり、早期復旧を支援します。
倉庫が特に暑くなる最大の要因は、屋根や壁から内部へ放射される「輻射熱」です。遮熱工事は、この輻射熱を特殊な塗料やシートで反射し、建物自体への熱の侵入を大幅にカットします。これにより、倉庫全体の温度上昇を効果的に抑制し、根本的な暑さ対策を実現します。
遮熱シートにはアルミ蒸着タイプや多層構造タイプなどがあり、用途や環境に応じて選択可能です。断熱材一体型の製品では遮熱と断熱の効果を兼ね備えており、冬場の冷気対策にも有効。施工場所が住宅・ガレージ・倉庫などの場合、それぞれに最適な仕様を選ぶことが成功のポイントです。
遮熱工事は、ヒートアイランド現象の緩和や建物の保護による資源消費の削減などを通じて、SDGsの目標11「住み続けられるまちづくり」や目標12「つくる責任 つかう責任」の達成に貢献します。都市環境の改善や資源の循環利用を目指す企業にとって、実効的な選択肢です。
遮熱は単なる建築上の対策にとどまらず、空調の安定運転やエネルギー消費の最適化といった運用面でのメリットも大きい施策です。外部熱の影響を遮断することで、冷却システムの効率が向上し、IT機器の熱負荷も軽減されます。
企業が温室効果ガスの排出削減を進める上で、遮熱技術は有効な手段の一つです。建物内の温度上昇を抑えることで、空調設備の稼働を減らし、エネルギー使用を抑制できます。これが結果として、CO₂排出量の低減に貢献します。